現在、あるプロジェクトに参加していて、インバウンドマーケティングを実践しています。
「インバウンドマーケティング」とは、米国ボストンに本社を置くHubSpot(ハブスポット)社が提唱したもので、インターネット時代の特性を踏まえたマーケティングコンセプトであり、集客から成約まである意味で全自動にするシステムをマーケティングのエンジンとして使う活動と私は捉えています。
私が参加しているプロジェクトではHubSpot社のソフトウェアを使っているのですが、使えば使うほど、インバウンドマーケティングの威力とHubSpot社のソフトウェアの完成度の高さとシステムアーキテクチャの完成度の高さに感激しています。
インバウンドマーケティングをマスターすれば、極端な話、午前中に商品企画会議を終えて、午後、コンテンツ作りとソフトウェアの仕込みを行えば、夕方から集客が始まり、翌朝までに成約がとれてしまう。こんなことが不可能ではないシステムであり、コンセプトです。
インバウンドマーケティングを実践すれば営業・セールスを不要にできます
マーケティングと営業・セールスというのは、時々ごちゃごちゃになることがありますが、一般に次の様な役割分担を担っていると考えられます。
- マーケティング:大勢の中かから見込み客を見つけること
- 営業・セールス:自社製品の購入に際してお客様が抱える問題点を聞き出し、排除して、継続的な関係を築くこと
HubSpot社の定義を借りると、マーケティングから営業・セールスまでのプロセスは次の図の様に描かれます。
出典:訪問客を成約へと自動的に導くHubSpot社のインバウンドメソドロジー
マーケティングは、この図で言うATTRACT(行き係の人を、自社WEBサイトに訪問してもらえるように魅了する)、CONVERT(訪問客を見込み客に転換する)の段階にあたります。
そして、営業・セールスは、CLOSE(成約する)、DELIGHT(満足度を実感し、さらなる顧客を呼び込む活動をしてもらう)という後半にあたります。
従来の考え方ではこの前半のマーケティングと後半の営業・セールスは別物と考えられていましたが、お客さん視点に基づくと、図の様に一続きの活動として捉えられます。
インバウンドマーケティングは顧客目線に立って、最初から最後まで一気通貫に流れる様に設計しているので、きちんと使いこなせれば、極端な話、たった一人の担当者がマーケティングから営業・セールスまで全てを管理することができる様になります。
HubSpot社はこれをSales + Marketing = Smarketing といって、セールスとマーケティングの融合と呼んでいますが、私の実感からすると、コンテンツをしっかり設計すれば、わざわざセールスをしなくても良い様に仕組みを作れてしまうのがインバウンドマーケティングの本質的な凄さだと言えます。
インバウンドマーケティングの事例(実体験)
実は、私はラッキーにも、そんなプロジェクトに関わることができ、実は10万円を超える、ある業界の高額レポートを販売することに成功しています。
その経験を通じ、インバウンドマーケティングを実行するためには次の様な要素を統合的に理解できる力が必要だと感じています。
- SEO
- コピーライティング(コンテンツ制作力)
- Google Console, Google Analyticsを使いこなす力
- カスタマーモニタリングツール
- FacebookやTwitterなどSNSの運用
HubSpotのシステムには、これらインバウンドマーケティングに必要な機能が全てまとまっています。
ですが、HubSpotを利用しなくても、Wordpressで作ったブログでも、そのエッセンスを応用することは可能で、このサイトの運営にもその要素を利用しています。
営業いらず・ネットでの集客に威力を発揮する「インバウンド・マーケティング」の実践導入にご興味がある方、「お問合せ」ページのフォームからご連絡ください。
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