「Udemyのコース、気になるものが多すぎて、買っていたらキリがない…」
そんな風に感じたことはありませんか。1本ずつ買うのが当たり前だったUdemyに、いつの間にか個人向けの定額プラン(サブスクリプション)が登場していました。月額3,000円、あるいは年額なら実質月2,292円で、32,000以上の人気コースが見放題になるという内容です。
この記事では、Udemyの個人向け定額プランの料金や中身、個別購入とどちらがお得なのか、どんな人に向いているのかを、実際の画面をもとに整理しました。「契約してから後悔した」とならないよう、注意点もきちんとお伝えします。
※リンク先で最新の料金・対象コースを確認できます
Udemy個人向け定額プランとは?月額3,000円で32,000コースが見放題
Udemy(ユーデミー)はこれまで、欲しいコースを1本ずつ購入する「買い切り型」が基本でした。そこに新しく加わったのが、毎月(または毎年)一定額を払えば対象コースが見放題になる定額プランです。動画配信サービスのサブスクリプションと同じイメージですね。
料金は2種類。年額プランなら実質月2,292円
個人向け定額プランの料金は、以下の2つから選べます(日本円・2026年時点)。
| プラン | 料金 | 実質月額 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 月間アクセス | 3,000円/月 | 3,000円 | 月ごとの請求。気軽に始めやすい |
| 年間アクセス | 27,500円/年 | 約2,292円 | 年一括払い。年間で8,500円お得 |
月払いと年払いを単純に比べると、月払いは年間36,000円(3,000円×12ヶ月)になる計算です。一方、年払いは27,500円。その差は8,500円。長く使う前提なら、年間プランのほうが圧倒的にお得というわけです。
対象は「テクノロジー・ビジネス系」の人気コース
定額プランで見放題になるのは、Udemyの中でも評価の高い32,000以上のコースです。主なジャンルは次のとおり。
- ウェブ開発・プログラミング(Python、JavaScriptなど)
- IT認定資格対策(AWS、ネットワークなど)
- データサイエンス・AI
- ウェブデザイン
- デジタルマーケティング
- リーダーシップ・ビジネススキル
- 語学・個人の資産形成 ほか
いわゆる「手に職をつけたい」「キャリアアップしたい」社会人にぴったりのラインナップです。さらに、UdemyのAIアシスタントが学習中の疑問にその場で答えてくれたり、実践的な演習やコーディング練習が用意されていたりと、「見るだけ」で終わらない工夫もされています。
実は「趣味系」も充実している
Udemyというと「プログラミングやビジネススキルを学ぶ場所」というイメージが強いかもしれません。実際、世間的にもそう思われがちです。ところが、Udemyで公開されているコースは世界で21万本以上。その中には、プログラミング・ビジネススキルはもちろん、音楽(ギター・DTM・作曲)、占星術・タロット、ダイエット・ヨガ、写真・イラストといった趣味・教養系の講座も数多くあります。
実際に定額プランに入って確認してみたところ、音楽・エネルギーヒーリング・占星術といった趣味系のコースも、定額プランで見放題になるものがしっかり含まれていました。「平日はスキルアップ、週末は趣味を深める」——そんな使い方ができるのも、見放題の定額プランならではの魅力です。
ただし、正直にお伝えしておきたい注意点が1つ。趣味系のジャンルは、英語コンテンツが中心で日本語の講座が少なめです。もともと日本語の趣味系コンテンツが多くなかった分野なので、ここは仕方のないところ。英語の動画でも字幕や雰囲気で楽しめる方なら問題ありませんが、「日本語でじっくり学びたい」という場合は、事前にお目当てのジャンルに日本語コースがあるかを確認しておくと安心です。一方で、プログラミングやビジネス系は日本語の人気講座が豊富にそろっています。
定額プランと個別購入、どっちがお得?徹底比較
ここが一番気になるポイントだと思います。結論から言うと、「年に何コース学ぶか」で損益分岐点が決まります。
個別購入の相場とくらべてみる
Udemyの個別コースは、定価では1万円〜2万円台のものが多い一方、頻繁にセールが行われ、セール時は1コース1,500円〜2,000円前後で買えることもあります。これをふまえて比較すると、次のようになります。
| 学習スタイル | 個別購入(セール時) | 年額定額プラン |
|---|---|---|
| 年に1〜2コースだけ | 約2,000〜4,000円 | 27,500円(割高) |
| 年に10コース以上 | 約20,000円〜 | 27,500円(ほぼ互角) |
| 年に20コース以上/幅広く学ぶ | 40,000円〜(割高) | 27,500円(断然お得) |
ざっくり言えば、年間で10コース以上を学ぶなら定額プランのほうがお得になりやすい、というのが目安です。「あれもこれも学びたい」というタイプの人ほど、定額プランの恩恵が大きくなります。
定額プランならではの“見えないメリット”
金額だけでは測れないメリットもあります。
- 「買う前に悩む時間」がなくなる:見放題なので、気になったコースをとりあえず開けます。合わなければ別のコースへ。この「気軽さ」が学習量を増やします。
- つまみ食い学習ができる:1本を最後まで観なくても、必要な章だけ複数のコースから拾うといった使い方ができます。
- セール時期を待たなくていい:個別購入だとセールのタイミングを気にしがちですが、定額なら思い立ったらすぐ始められます。
定額プランがおすすめな人・向かない人
すべての人に定額プランが最適というわけではありません。自分がどちらのタイプかを見極めましょう。
こんな人は定額プランがおすすめ
- 複数の分野を幅広く学びたい人:プログラミングもマーケティングも、と興味が広い人ほど元が取れます。
- 学習習慣をつけたい人:「せっかく払っているから観よう」という強制力がモチベーションになります。
- キャリアチェンジ・スキルアップを本気で考えている人:短期間で集中的にインプットしたい時期に最適です。
- どれを買えばいいか迷ってしまう人:見放題なら「とりあえず試す」が可能です。
こんな人は個別購入のほうが向いている
- 目的のコースが1〜2本に決まっている人:それだけならセールで個別に買うほうが安く済みます。
- 学びたいコースが定額プランの対象外だった人:後述しますが、すべてのコースが見放題対象ではありません。
- マイペースに、ゆっくり1本ずつ進めたい人:期限を気にせず手元に置きたいなら買い切りが安心です。
ちなみに、定額プランに入っても個別購入は引き続き利用できます。「見放題で学びつつ、対象外の必要なコースだけ買い足す」という併用も可能です。
申し込み方法と、契約前に知っておきたい4つの注意点
申し込み自体はとても簡単です。公式サイトのプラン紹介ページからプラン(月間/年間)を選び、支払い情報を入力して「定額制プランを開始する」を押すだけ。クレジットカードはVISA・Mastercard・JCB・American Express・Discoverに対応しています。なお無料体験が表示されず、申し込むと最初から有料(月額または年額)になる場合があります。「まず無料で試したい」と考えている方は、いきなり1年分を払うのではなく、月額プランから始めるのが安心です(いつでも解約できます)。
ただし、契約前に必ず押さえておきたい注意点が4つあります。
注意点1:自動更新される
定額プランは、解約手続きをしない限り自動的に更新されます。月間プランなら毎月、年間プランなら1年ごとに、同額が自動で課金されます。「お試しのつもりが、気づいたら翌年も課金されていた」とならないよう、続けるかどうかは更新日の前に判断しましょう。
注意点2:「解約」は“次回更新の停止”。返金はされない
ここは少し誤解しやすいポイントです。Udemyの定額プランでいう「解約」とは、次回の自動更新を止める手続きのこと。解約してもその場で利用が止まったり、支払った料金が戻ってきたりするわけではありません。具体的にはこうなります。
- 解約はいつでも可能(自動更新がオフになる)
- ただしすでに支払った料金は返金されない
- 年間プランで解約した場合は、残りの契約期間(1年の満了日まで)は引き続き利用でき、その後に自動更新されないだけ
つまり年間プランは「27,500円を払えば1年間は確実に使える。やめたいときは更新を止めればよい」という仕組みです。とはいえ一括払いの金額は決して小さくないので、続けられるか不安なら、まずは解約自由な月間プラン(3,000円)で使用感を試し、手応えがあれば年間プランに切り替える、という流れが安全です。
注意点3:すべてのコースが対象ではない
定額プランで見放題になるのは「高評価の32,000コース」であって、Udemyの全コースではありません。あなたが学びたい特定のコースが対象に含まれているかは、契約前に必ず確認しておきましょう。対象外だった場合は、これまでどおり個別に購入する形になります。
注意点4:無料体験は「表示されないことがある」
Udemyの定額制プランには無料体験(無料トライアル)が用意される場合がありますが、アカウントや地域、過去の購入状況などによっては、申し込み画面に無料体験が表示されず、最初から有料での課金になることがあります。実際、筆者がログインしていない状態で確認したときも、無料体験の案内は出ませんでした。「無料で試すつもりが、いきなり課金プランしか出てこなかった」となり得るので、申し込み画面で無料体験の有無を必ず確認しましょう。表示されない場合は、解約自由な月額プラン(3,000円)でまず1ヶ月使ってみるのが、実質的なお試しになります。
なお、スマホアプリ(iOS/Android)から登録した場合は、支払いがApple/Google Play経由になり、解約や支払い方法の変更はUdemyではなくApple/Google側で行う必要があります。管理をシンプルにしたいなら、パソコンのブラウザ(Udemy.com)から登録するのがおすすめです。
まとめ:幅広く学ぶなら定額プラン、目的特化なら個別購入
最後に、この記事のポイントを整理します。
- Udemy個人向け定額プランは月額3,000円/年額27,500円(実質月2,292円)で、32,000以上の人気コースが見放題。
- 年払いは月払いより年間8,500円お得。長く使うなら年間プランが有利。
- 年に10コース以上学ぶ人、幅広く学びたい人は定額プランがお得になりやすい。
- 目的のコースが1〜2本に決まっているなら、セール時の個別購入のほうが安い。
- 趣味系(音楽・ヒーリング・占星術など)も対象に含まれるが、英語コンテンツ中心で日本語は少なめ。
- 注意点は「自動更新」「返金なし」「対象外コースあり」「無料体験は表示されないことも」の4つ。続けられるか不安ならまずは解約自由な月額プランから。
「学びたいことが次々に出てくる」「この機会に本気でスキルを身につけたい」という方にとって、定額プランは強力な味方になります。まずは対象コースに自分の学びたいテーマが入っているか、公式サイトでのぞいてみてください。
※料金・対象コースは変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。